内定率を上げるES(エントリーシート)の書き方とテンプレート
「文字数は埋まったのに、なぜか通過しない」——ESの通過率に悩む就活生は少なくありません。ESは面接の入り口であると同時に、企業が最初にあなたを評価する重要な書類です。この記事では、企業がESで見ているポイントから、頻出設問別の書き方、避けるべきNG例まで、通過率を上げるための実践的なノウハウをまとめました。
1. 企業がESで見ているポイント
多くの就活生は「良いエピソード」を書くことに意識が向きがちですが、企業がESで本当に見ているのは、エピソードの華やかさではありません。「論理的に物事を説明できるか」「自社の求める人物像と合っているか」「入社後に活躍するイメージが持てるか」という3点が主な評価軸です。
特別な実績や留学経験がなくても、日々の行動を筋道立てて説明できれば十分に評価されます。逆にどれだけ立派な経験を書いても、結論が曖昧だったり、話の展開が分かりにくかったりすると、採用担当者は「入社後の報告・連絡・相談も分かりにくいのでは」と不安に感じてしまいます。ESは内容の派手さより「伝わりやすさ」の勝負だと理解しておきましょう。
さらに、多くの企業では1人の採用担当者が数百枚単位のESに目を通します。1枚あたりにかけられる時間は決して長くないため、冒頭数行で「読む価値がある」と思わせられるかどうかも、通過率を左右する重要な要素になります。
2. 読まれるESの基本構成(PREP法)
ESで最も使いやすい文章構成が「PREP法」です。Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論の再提示)の順で書くことで、限られた文字数の中でも要点が伝わりやすくなります。
- Point:まず「私の強みは〇〇です」と一文目で言い切る
- Reason:なぜそう言えるのか、背景にある考え方を説明する
- Example:具体的な行動・数字・結果を交えたエピソードを書く
- Point:最後にもう一度結論を述べ、入社後にどう活かすかで締める
多くの就活生が失敗するのは、Exampleの部分から書き始めてしまうパターンです。「〇〇部に所属していました」から始まるESは、結論が最後まで分からず、採用担当者は読みながら「結局何が言いたいのか」を探すことになります。一文目に結論を置くだけで、読みやすさは大きく変わります。
ESの写真・面接の身だしなみも忘れずに
ES提出前には証明写真の見直しも重要です。清潔感のあるスーツ姿で撮影すると、書類全体の印象もぐっと良くなります。ORIHICA(オリヒカ)なら、ES提出前の一着から面接本番まで対応できるアイテムが揃っています。
3. 頻出設問別の書き方
自己PR
自己PRでは「強み」と「その強みを裏付けるエピソード」に加えて、「入社後どう活かすか」まで書くことが重要です。強みを性格の説明だけで終わらせず、企業側が「即戦力としてイメージできる」ように、具体的な行動レベルまで落とし込みましょう。
志望動機
志望動機は「業界を選んだ理由」「その中でこの企業を選んだ理由」「入社後に成し遂げたいこと」の3段階で構成すると説得力が増します。特に「その中でこの企業を選んだ理由」は、競合他社との違いに触れながら書くことで、使い回しではない印象を与えられます。
学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)
ガクチカで大切なのは、成果の大きさではなく「課題に対してどう考え、どう行動したか」というプロセスです。「困難な状況→自分なりの考え・工夫→行動→結果→そこから得た学び」という流れで書くと、あなたの思考の癖や強みが自然と伝わります。
4. NGなES例と改善のコツ
このNG例の問題点は、「何を考え、どう行動したのか」が一切書かれていないことです。「頑張った」「成長できた」という抽象的な言葉だけでは、あなたがどんな人物なのか採用担当者には伝わりません。改善するには、「なぜ頑張ろうと思ったのか」「具体的に何を工夫したのか」「その結果何が変わったのか」を数字や固有名詞を使って具体的に書くことが重要です。
また、一文が長すぎるESもよく見られる失敗です。一文の中に情報を詰め込みすぎると、読み手は主語と述語の対応を追いにくくなります。一文はできるだけ60〜80字程度に区切り、テンポよく読める文章を意識しましょう。
この例は、企業のホームページに書いてある情報をなぞっているだけで、応募者自身の考えや経験が一切含まれていません。改善するには、「なぜそのシェアの大きさに惹かれたのか」「自分のどんな経験がその考えにつながっているのか」を自分の言葉で書き加える必要があります。企業研究で得た情報は、あくまで自分の考えを補強する材料として使いましょう。
ES作成にかける時間の目安と進め方
1つのESを仕上げるのに必要な時間は、初めての設問であれば2〜3時間程度を見ておくとよいでしょう。いきなり清書しようとせず、まずは箇条書きでエピソードの要素(課題・行動・結果・学び)を書き出し、それをPREP法の型に当てはめていくと、効率よく質の高い文章に仕上げられます。
また、提出期限の直前にまとめて何社分も書こうとすると、内容が浅くなりがちです。自己分析で整理した強み・エピソードのストックをあらかじめ用意しておき、企業ごとに「どのエピソードを使うか」「志望動機をどう調整するか」を組み合わせる形で進めると、締切に追われず、かつ一貫性のあるESを複数社に提出できます。
5. 提出前の最終チェックリスト
- 結論が一文目に書かれているか
- 誤字脱字・変換ミスがないか(声に出して読み返す)
- 指定された文字数の8割以上を埋めているか
- 他己分析でもらった意見と内容が矛盾していないか
- 企業名・商品名などの固有名詞を間違えていないか
- 「〜だと思います」の多用など、自信のなさそうな言い回しがないか
まとめ
- ESで見られているのは経験の派手さではなく「伝わりやすさ」と「論理性」
- PREP法(結論→理由→具体例→結論)を意識すると格段に読みやすくなる
- 自己PR・志望動機・ガクチカはそれぞれ型に沿って構成する
- 抽象的な言葉で終わらせず、数字や固有名詞で具体化する
- 提出前は第三者チェックを必ず入れる
ES提出後は、いよいよ面接対策へ
ESが通過したら、次は面接での第一印象づくりです。ORIHICAでは面接にふさわしいスーツ・シャツが豊富に揃っているので、まだ準備が済んでいない方は早めにチェックしておきましょう。
就活生からよくある質問(FAQ)
Q. ESはすべて手書きとPCで印象が変わる?
指定がない限り、PC作成で問題ありません。近年はWeb提出のESが主流になっており、手書きが必須の企業は減っています。ただし、手書き指定がある場合は、丁寧な文字で書くことも評価対象の一つになるため、下書きをしてから清書するようにしましょう。
Q. 同じ内容のESを複数社に使い回してもいい?
骨格となるエピソードを使い回すこと自体は問題ありませんが、志望動機部分だけでも必ずその企業向けに書き換えましょう。社名を間違えたまま提出してしまう、いわゆる「コピペミス」は評価を大きく下げるので、提出前には必ず社名・商品名を再確認してください。
Q. 文字数が足りない場合、どうすればいい?
無理に話を盛るのではなく、Exampleの部分をより具体的にすることで自然に文字数を伸ばせます。「何を」「どうやって」「どのくらい」を数字や固有名詞で補足すると、説得力を保ったまま文字数を調整できます。逆に文字数を大幅に超えてしまう場合は、結論と直接関係のない補足情報から削っていくと、要点の伝わりやすさを保ったまま調整できます。

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